なぜ展示会に出展するのかのサムネイル

こんにちは、シーズ代表の西垣です。

シーズでは毎年いくつかの展示会に出展しています。

先日池袋で行われたPAGE2025が無事終わり、一段落したので展示会についての記事を書こうと思います。

印刷メディアビジネスの総合イベントpage2025 展へ出展します!

https://www.seeds-std.co.jp/news/post/?id=x4f7xyvnj_8p

シーズがはじめて展示会に出展したのは、2010年に横浜で開催された印刷関連のイベントで、「デカメール」を展示しました。

PRIMEDEX 2010展示会を終えて

https://seeds-std.blogspot.com/2010/07/primedex-2010.html

以来、「印パケ」「acCloud」「クラウドーガ」「fases」「kahuna」「プリントコーン」など、その時推したいサービスを、どこかしらの展示会に毎年欠かすことなく出展し続けています。

なぜシーズは展示会に出展するのか

大きく分けて、4つの目的があります。

商品や会社をPRしたい

第一の目的はやはりシーズが売り出したい商品・サービスや会社自体を多くの方に知ってもらうことです。

せっかく良い商品を作っても、それが認知されなければ世の中に存在していないのと同じです。

認知してもらう方法として、ネット広告などもありますが、リアル展示会に出す目的としては、来場されるお客様に直接ご説明し、我々の思い・熱意も含めてPRしたいと考えているからです。

チラシやノベルティをお渡しし、商品をご紹介し、デモを見ていただきながら意見交換をする中で、私たちの人となりや企業の姿勢も見ていただいているのだと思っています。

その場で契約に至ることはあまりありませんが、「こういう会社が、こういう人たちが、こういう思いでこのサービスを作っているんだ」と知っていただくだけでも嬉しく、その思いで出展を続けています。

お客さんやそうでない方の意見を聞きたい

展示会に来られるお客様の多くはシーズや弊社サービスを初めて知る方も多く、我々になにが足らないかを知る貴重な機会となります。

「良いサービスですね」「おもしろいですね」などポジティブなご意見をいただくと純粋に嬉しいですし、我々が進んでいる方向は間違いではないと自信を持つことができます。

また「興味ないなぁ」「今は間に合ってる」「こういう機能はないの?」「ちょっと高いなぁ」と率直なご意見をいただくだけでも今後のサービス改善に向けた貴重なヒントとなります。

さらには、まったく反応してもらえない場合でも、声掛けのタイミングが悪いのか、職種的に興味がないのか、サービスに魅力がないのか、ニーズが減ってきているのか、などさまざまな情報を得る手がかりとなります。これらのお客様ではない生の声は社内にいる限り決して得ることができないものなので今後の方向性を考えるうえで重要なものとなります。

社員の経験

シーズはエンジニアが多く、自分たちが作っているものがどのような人たちに使われているか、業界の雰囲気はどのようなものか、競合他社はどのような動きをされているのかを直接知る機会が限られており、展示会はその機会の一つに活用してもらいたいと思っています。

家にいても、ネット情報やニュースを通じて情報収集はできます。しかし、「百聞は一見にしかず」というように、実際に自分の目で見ることで得られる体験は、まったく別物です。

さらに、展示会に来場者としてではなく、出展企業側として参加することで、「百見は一行にしかず」。実際にお客様と対話し、反応を肌で感じることで、一万倍の価値がある経験になります。

特にAIが普及している現在において、技術力だけではAIに取って代わられるのは明らかです。

私達がミッションとしている「人とテクノロジーの架け橋となり、価値ある技術を提供する」を実現するためには、技術力だけでなく、その架け橋となるためのコミュニケーション力がますます求められてきます。

その経験を積む場としても今後展示会は重要視していきたいと思っています。

業界や横のつながりを広めたい

展示会に出展している企業の方々とは、競合かどうか関係なく、言葉を交わさずとも同じ気持ちを共有しているように感じます。

まるで異国の地で同じ日本人と出会ったときのような、マラソン大会で一緒に走るランナー同士のような不思議な親近感や共通の思いがあり、どこか「同士」のような感覚になることがあります。

そういった出展者さんとの会話は、お客様との商談とは異なり、損得のない率直なやりとりなので、今後の方向性を考える上で非常に参考になります。

またもちろん「販売代理店として販売させてもらえないか」「お互いのサービスを連携できるようにしませんか」など新たなビジネスや企画が生まれる話もあり、展示会は単なる商談の場にとどまらず、新たな可能性を生み出す大切な場所だと感じています。

Japan IT Week 関西 2025
Japan IT Week 関西 2025

以上、今後もなにかしらのサービスをどこかの展示会に出展していくと思います。

今後ともお気軽にブースにお立ち寄りください。

シーズは20周年を迎えましたのサムネイル

こんばんは、シーズ代表の西垣です。

2024年12月24日、シーズはめでたく20周年を迎えることができました。

これもひとえにお客様を始め協力会社様、社員、そしてシーズを応援してくださるみなさまのおかけです。

いつも本当にありがとうございます。

20周年を記念して、先週金曜日にKRPにあるGOCONCで記念式典を開催しました。

シーズではこれまでの20年間、式典らしいものを行ったことがなかったので、とても新鮮で、気持ちを新たにする良い機会になりました。

また、コロナ禍で会社がリモート体制となり、それ以来全員が顔を合わせることがなかったのですが、今回の式典には全員が参加し、久しぶりに直接顔を合わせることができ、久しぶりのメンバー同士が楽しそうに話しているのを見てとても嬉しく思いました。

式典では色々コンテンツがありましたが、その一つでシーズのビジョンについて発表したので、その内容について改めてこのブログで説明したいと思います。

MVVSS

これからの発展の指標として、新たにMVVSSを設定しました。

MVVSSとは何かというと、

ミッション、ビジョン、バリュー、スピリット、スローガン

の5つの頭文字を取ったもので、企業の方向性や価値観を表す言葉たちです。

これまでシーズでは「経営理念」として、

💡
インターネットの活用提案を通じて、人と社会の進歩発展に貢献する

という言葉を掲げてきました。この理念自体はこれからも変わらずに定義し続けますが、それに加えて、もっとキャッチーでシーズの指標となる新たな言葉を設定しました。

経営理念

💡
インターネットの活用提案を通じて、人と社会の進歩発展に貢献する

「経営理念」とは会社がなんのために存在しどこに向かっているかの指標です。

この経営理念は、創業して数年後に制定しましたが、その背景には私がインターネットに出会った頃の体験があります。

1995年、大学1年生だった私は初めてインターネットに触れました。ホワイトハウスのホームページを目にしたとき、「このパソコンが世界とつながっている」「このLEDの点滅がリアルタイムで海を越えて通信している」という事実に大きな感動を覚えました。

それをきっかけに、個人でホームページを立ち上げたり、CGIに挑戦したりと、インターネットに深くめり込むようになりました。そして、社会人になる際も「インターネットに関わり、何かを作りたい」という思いから、ホームページ制作の仕事を始めました。

技術を磨いていく中で、自分が作ったものを喜んでくれる人々が増えていきました。そして、自分がインターネットから受けた感動や衝撃を他の人々にも届けられることに、大きな喜びややりがいを感じるようになりました。

この思いが創業の根底にあり、今のシーズにつながっています。

それ以来、一貫してこのメッセージを掲げ続けてきました。この理念は、これからもシーズの経営理念として大切にし、変えることなく進んでいきたいと考えています。

ビジョン

💡
世の中の「あたりまえ」をアップデートする

今回新しく設定したビジョンです。

私たちの仕事、つまり技術サービスの提供は、世の中をアップデートし、人と社会をより良い方向へと導くことができます。

たとえば、

  • 仕事の仕組みをDXによって変革し、働く人々を笑顔にしたり
  • 老朽化したシステムをリプレースし、情シスを苦労から開放したり
  • 新しいITサービスの立ち上げに関わり、事業発展に貢献したり

世の中はIT化によってより良くなっています。私たちは、その変革や進化を生み出す側として、未来を創り出していきます。

ここで「あたりまえ」という言葉を取り入れているのは、普段何気なく受け入れている当たり前のことにも、私たちが問題提起し、より良い方にアップデートできるという意思を表すためです。

たとえば「いままでこのやり方でやってきた」といった言葉を聞いたときに、そのまま受け流すのではなく、改善の余地があるか考え「もっと良いやり方がある」と提案できる存在であり続けます。

バリュー

💡
インターネットの力でクライアントの様々な課題を解決する

課題解決のためにある武器が「技術力」と「提案力」です。

お客様のビジネスや現場には、さまざまな課題があります。

たとえば、

  • サーバーが重い。なんとかしてほしい。
  • システムが古くて使いづらい。なんとかしてほしい。
  • AWSについてわからないことが多いので教えてほしい。
  • いまのセキュリティーが不安。なんとかしてほしい。

こうしたビジネス上の様々な課題に対して、私たちは「技術力」と「提案力」を駆使し、解決策を提供します。それこそが、私たちの価値であり強みです。

ミッション

💡
人とテクノロジーの架け橋となり、価値ある技術を提供する

シーズは、技術を提供するだけでなく人々がよりテクノロジーを享受できるよう架け橋となる存在であることを使命としています。

テクノロジーがエンジニアの専門的なものではなく、一般人にとって価値あるものに変革し、橋渡しをすることが我々の使命です。

スピリット

💡
プロフェッショナル・提案力・チームワーク

プロフェッショナル

我々のミッションでありバリューでもある「お客様の課題解決」を実現するには、高い技術力、信頼できる人柄、心のこもったサポートといった、あらゆる面でのプロフェッショナル意識が必要不可欠です。

提案力

企業理念やビジョンにも「提案・アップデート」の言葉を掲げているように、現状に甘んじることなく、あたりまえのことにも積極的にメスを入れ、よりよい未来を提案していってほしいと思います。ただ言われたことをこなすだけでなく、自ら考え、提案できる人間になってほしいと願っています。

チームワーク

個人でできることには限界があります。基本的にはチームを組んでプロジェクトを進めていくため、チーム内での円滑なコミュニケーションや、リーダーシップを発揮することが求められます。チームとしてよりよい成果を生み出すためにはチームワーク力が重要です。

スローガン

💡
Deploy The Future

これまで説明してきた経営理念やMVVSSをすべて一つに凝縮したキャッチーな言葉です。

すでに名刺やホームページなどでも使いだしています。

「Deploy」とは、開発でよく使われる用語で、「実装する」「本番配備する」といった意味の言葉です。サーバーにアップロードし、公開可能な状態にするプロセスを指します。

ただ「デベロップ(開発)」して「作る」だけではありません。「作ったものを、世の中にリリースし、未来をより良い方向に変えていく」

これこそが、我々の使命であり、胸に刻むべきスローガンです。

我々がもっている技術力、提案力は世の中をよりよくする力をもっています。

みんなで力を合わせ良いものを作り、デプロイし、世の中をアップデートしていきましょう。

それにより、人と社会がより豊かになると信じています。