みなさま、初めまして。
先月シーズに入社した、新人Webデザイナーの衣笠です。
どうぞよろしくお願いいたします。
入社して約1ヶ月半、いよいよ初めての出張…!ということで、7月23日に東京で開催された「EC-CUBE DAY2019」へ参加してきました。
今回はそのイベントレポートをお送りします。
<目次>
「EC-CUBE DAY 2019」ってどんなイベント?
EC-CUBE DAY2019とは、ECに関わる方を対象にしたイベントです。
ショップ経営者やエンジニア、デザイナーなど、幅広い業種の方が参加していました。
イベントのテーマは「共に変えるショッピング体験」。
世の中のショッピング体験をワクワクした世界に変えるには、どうしたらいいのか?
各業界のキーパーソンを招いて、EC業界の情報やノウハウを共有し、みんなでEC業界をよりよくする方法を考えよう!というイベントです。
どの講演も興味深いものでしたが、今回は気になる2つの講演をピックアップし、前編と後編に分けてご紹介いたします。
SNSのマーケティング活用
最近では、アパレル業界やインテリア業界など多くの業界が、InstagramやTwitterを運用しています。
SNSの1つの投稿がきっかけで、取り上げられた商品の在庫がなくなったり、お店に行列ができたり、その影響力はすごいですね。
「ビジネスでのSNS運用は重要」とは言っても、それがどうして重要なのか。
SNSを利用することで、どんな効果を期待できるのでしょうか?
・最新事例に学ぶInstagramショッピング機能&マーケティング活用法
フェイスブックジャパン株式会社の丸山祐子さんは、フェイスブックやインスタグラムを活用したコンサルティングを行っています。
今回の講演では、Instagramに焦点を当て、その活用方法をお聞きしました。
Instagramは若年女子メディア?
「Instagramって若年女子メディアでしょ?」と思われる方も多いと思いますが…とおっしゃる丸山さん。
たしかに、利用者の約4割が男性(日本の場合)というのは意外でした。
Instagramは男女ともにアプローチできるメディアということですが、そのようなSNSは他にもあります。
様々なSNSがあるなかで、Instagramを使うメリットとは何なのでしょう?
Instagramでは利用シーンを含めた提案ができる
「Instagramが得意とするのは、ビジュアルで伝えること。」
服を売るのであれば、マネキンに着せるのではなく、人が着た状態で商品を撮る。
水着であれば、綺麗なビーチで、その水着を着てはしゃぐモデルさんを撮る。
「この服を着て、こんな場面で写真を撮りたい」
という利用シーンやブランドの世界観を含めた提案ができる。
利用シーンを含めた提案をすることで、
- 関連商品の売り上げに繋がる
(「水着と合わせてあるビーチサンダルも買おう」など、同じ写真に映る関連商品の購入に繋がる)
- その世界観に惹かれたブランドのファンが増える
などの効果もあります。
またInstagramの動画機能を使えば、
- コスメであれば、色味だけでなく、メイク方法も含めて提案できる
など、「Instagramは使い方を伝えることも得意」です。
SNS活用で、商品開発サイクルが短くなる!?
Instagramは写真だけでなく動画の機能もついており、このライブ配信機能を商品開発に活用するというのは驚きでした。
ライブ配信機能を使えば、
- 商品選びの際に困ったこと
- 商品の要望について
などを、リアルタイムで調査することができる。
事前調査の時間を短縮することで、商品開発サイクルを短くすることが可能です。
日常の何気ない瞬間を記録するだけじゃなく、こんなふうにビジネスにも応用できるなんて…SNSの力はすごいですね。
Instagramを使って、ブランドの世界観を伝える。
ブランドのファンを作るだけでなく、売上も上げる。
これからもっと、ビジネスとSNSの関係性は深まっていく。
SNSを含めてどのような提案ができるのか、デザイナーとして、Webサイトを作る際にも考える必要性があると感じました。
EC-CUBE DAY2019イベントレポート(後編)へ続く
(近日公開予定)